浮草の観察日記(中欧〜日本〜米国)

中欧出身の夫が故郷で働いて日本で働いて、次はアメリカだと言って家族でやって来ました。私は日本では日本語教師をしていましたが、新しい土地でゼロからスタート。その記録です。

ミシガン3か月

過去、一度目の海外生活は何もせずに終わった私が、思いがけず二回目の機会をもらいました。
まだスタートラインにも立っていませんが、長いウォーミングアップのところから記録していきます。

2016年12月25日に家族3人でアメリカに出発してから3か月が経ちました。

住むのはデトロイト近郊の街です。
寒くて天気の悪い日が多い時期に生活を始めたので、あまり気分の上がらない日が多かったように思います。
でも、あまり盛り上がりすぎるのも精神的に疲れそうだし、よかったかもしれません。

夫はすぐに新しい会社で仕事が始まりました。
それと並行してアパート探しやSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)の取得、州の運転免許取得、自動車購入、日本での住まいの管理手続きなど、信じられないほどの仕事をこなしていました。

一方私は、1歳の息子とどっぷり二人きりの毎日。
気温は常にマイナス、長時間の散歩も難しく、少しのおもちゃで遊びながらほぼ家で過ごしていました。
少しのおもちゃというのは、日本からの引っ越しの荷物が船で1か月かかるためです。

夫の会社が用意してくれたテンポラリーアパート、とてもいい環境でしたが、どこかお店に行こうと思っても、歩いて行ける距離に全くありません。
夫が帰宅してから車でスーパーへ行くのが、息子と私の気晴らしでもありました。

なんだこれ、書けば書くほど暗くなる。

気を取り直して。
その後、1月の半ばに新しいアパートに引っ越しをし、その約1週間後に日本からの荷物が届きました。


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それからはだいぶ普通の暮らしになっていきました。

あと、こちらで私が始めた新しいこと、車の運転です。
日本で学生時代に免許を取ってから、取ったその日から運転経験はほぼゼロです。
でもアメリカ、特に自動車の街デトロイト近郊ですから、ここで車を運転しないというのは、靴を持っていないようなもの。
1月から夫の車で練習を始めました。
最初は日産のピックアップトラック(レンタカー)、
次はリンカーン(夫の会社から借りた)、
3台目は夫が購入したもう少し大きいリンカーン

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どれも私には大きすぎます。
ただ、慣れた道については楽しくやってます。

実は、今日は道も複雑で車も多いところを行ってきて、泣きました。
しかも最初から道を間違えて遠回り。
Interstate Highwayも使わないといけないし、へとへとでした。
でも、仕事をするなら、私はそのエリアまで行かないといけないと思っているので、慣れるまでがんばります。

と書きつつ、まだ通勤もままならない自分が情けない。
SNSなんか見ていると、みんな仕事や勉強に邁進しています。

それで、悔しいので今月思い立って一人密かにあることを始めてみました。
前から頭の片隅にはあったのですが、いつか仕事につなげられればと思って、一からのスタートです。
諦めの早い私が意外と毎日続いているので、自分でも先がちょっと楽しみです。

では、のらりくらりと。