浮草の観察日記(中欧〜日本〜米国)

中欧出身の夫が故郷で働いて日本で働いて、次はアメリカだと言って家族でやって来ました。私は日本では日本語教師をしていましたが、新しい土地でゼロからスタート。その記録です。

子どもと日本語で遊ぶ会

昨年の9月、同じミシガンに住むママとネットで知り合い、「子どもに日本語をたくさん聞かせたい、使う機会を与えたい」という考えに賛同して、親子で交流を始めました。

この方は、Daycareに行っているお子さんが家で英語ばかり使うようになってしまって、日本語を伸ばすためにはその環境を作らないといけないと思ったそうです。

住んでいる所が少々遠いため、最初は中間地点の図書館で会うことにしました。

絵本やひらがなワークなどを持ち寄って、日本語を使うことを意識して子どもたちの相手をする、まずはそれだけやってみようということになりました。

子どもの日本語習得にとても熱心な方で、初回から刺激を受けて家路につきました。

 

と、気持ちとしては充実した時間だったのですが、このとき実際にはほとんど日本語の環境を作れなかったように思います。

こちらの図書館というのは、教育用のタブレットなどが置いてあったり、プレイスペースがあったりして、子どもがじっとしていられるようなつくりではありません。

といっても、どんな場所であれ、子どもがじっとしているなんて無理な話なわけですが。

 

そこで、次からは思い切ってお互いの家に行こうということになりました。

初めは彼女がうちに来てくれて、次は私が彼女の家に行って。

 

家で会って、まず子ども同士遊ばせて、大人もそこに加わってできるだけ日本語を使う、ということをしました。

そして、チャンスをうかがって絵本の読み聞かせをしたり、書く練習をしたい子にはワークブックをうまく広げさせたり。

飽きたらおやつや食事タイム。そしてまた日本語を使わせて、という流れです。

図書館で会うのとは全く違って、目的どおり充実した時間が作れました。

 

その後、次に会う日を決めようとなったとき、前に教会のESLで知り合ったママから偶然「久しぶり!元気?」と連絡が来たので、彼女も誘ってみました。

去年の冬直前、3組の親子で会って日本語を使って遊びました。

やっぱり少し人数が多い方がいいです。

日本語があちこち飛び交っているのがいいです。

 

これでグループというか、小さなサークルになったと感じました。

 

冬、一時帰国や雪深い時期などがあって、しばらくこの会はお休みしていましたが、ようやくみんなが活動し出す季節になってきたので、またひとつ思い切ってやってみました。

ミシガンで私たちと同じように考えている人を呼んでみよう。

 

子どもと日本語で遊ぶ会をしています。興味のある方はぜひ!

ネットの掲示板で呼びかけてみました。

10人に満たないほどですが、反応はありました。

一人一人とメールでやり取りをして、都合の合う人とはさらにSkypeでお話をして、私たちがやっていることやその目的を伝えていきました。

 

サークルらしくなってきています。

今週、5組の親子で日本語で遊ぶ会をひらきます。

歌や手遊びも予定に入れました。絵本も以前より増えました。

子どもたちといっぱいしゃべっていっぱい遊びます。楽しみです。