半年ぶりにオンラインの読書会
半年ほど前、Facebook で呼びかけてオンライン読書会を開いてみました。
終わってから、これは継続していきたい、息子がpreschool に通うようになって自分の時間ができたら形にしようと決意。
ようやく時期が来て、2019年1月25日(金)23:30(日本時間)にオンライン読書会「スナック栞」をオープンすることにしました。
私の住むミシガンでは朝9:30です。preschool へ息子を送って帰宅したところでの開店です。
この読書会は、Twitterで呼びかけました。
こんなやり方でやってみることに。
日本語教師の #オンライン読書会 をひらきます。
— Yukiko Madár(Y.マダール) (@saitamalily) 2019年1月16日
参加者がそれぞれ「これよかったですよ」という本を持ち寄って、語る会にします。バトらないビブリオバトルのようなイメージです。
本についてお話をしてくださる方を4名募集します。おおかた先着順で考えています。DMでお申し込みください。 pic.twitter.com/KCxLrFZkmP
ところで、なぜ「スナック」にしたのか。
補足です。
— Yukiko Madár(Y.マダール) (@saitamalily) 2019年1月16日
以前住んでいた所にスナックがたくさんあって、昼もカラオケとお茶とお菓子でお店を開けていました。
この読書会は参加の時間が夜の人も昼の人もいて、また、飲み物を片手に気を張らずおしゃべりする感じにしたいと思い、「スナック」としてみました。
集まってくださった方は全部で6名。
最初に、本について語るよと申し出てくれた方がお一人。
興味はあるけど…という方が何人かいらっしゃったので、初回だし日本は夜中だし、横で聞くだけの参加もぜひ(カメラもマイクもオフでOK)、と声をかけたら、4名の方が参加してくださることになりました。
やってみて、自分にとっては思った以上の収穫がありました。
- 知らなかった本を知ることができた
- 自分のしない本の読み方を教えてもらえた
- 自分が読んだ本の感想を話すと、違う視点からの意見ももらえて新鮮だった
考えの幅が広がります。
仕事に関しての勉強会や研修などは、はっきり目的を持って参加し、それに向かって抱えている問題などを解決していく、まっすぐな一本線が描けますが、この読書会では前もって考えていることはざっくりと「本について話す、聞く」ぐらいです。
そしてゴールに向かっての道も描いていない状態で歩き始めてみるのですが、終わってみるとたどり着いた地点にいっぱいのプレゼントが置かれているようなそんな感じでした。
そして、今回「聞くだけ参加」の方も募ったわけですが、話を聞きながらよかったらテキストボックスに思ったことなどを書き込んだりしてください、とお願いしたところ、会をとても盛り上げてくださって。
今後これは外せないなと思いました。
参加者さんの話を聞きながらそれぞれの本について簡単にメモを取り、終わってからそれを清書しました。
これはたまっていけば宝物になりそうです。
今後は参加者さんに予め許可をもらって、どんなことを話したか簡単にブログなどで公開した方がいいかもしれないと考えています。
会の終わり間際に参加者の皆さんからTwitterのアカウントを交換したいと提案があり、後からこちらでまとめて、DMで全員にお知らせしました。
楽しい時間を共有した日本語教師や教師志望の方同士がTwitterでつながるというのは、とてもいいですね。
読書会の後もこのようにPCの前であれこれやっていて、この作業も読書会と同じくらい楽しい時間でした。
後作業として、今回の一人反省会もしました。
以下は、自分の備忘録として載せておきます。
オンライン読書会の反省
- 参加したいが顔は出したくない人もいる。募集するときにカメラ、マイクオフでの参加(「聞くだけ参加」)もOKと明記するべき
- 聞くだけ参加の方には会の最中にテキストボックスへの書き込みをお願いする
- 会の最初に「内容についてブログに書くかもしれない」ということは伝えたので、その点はOK。ただし、何を書くかもう少し具体的に説明が必要
- 最後に写真を撮ってもいいか確認してみる。この読書会の性格からネットで公開はしない
- 最後に「参加者全員のTwitterアカウントが知りたい」との声あり。今回は終了後にDMしたが、今後は読書会の前に確認事項として入れるべき
ここしばらく仕事から離れた生活を送っていて、久しぶりに自分で企画して小イベントを開くということをしました。
今回感じたのは、よく言われることですが、準備が100%整わなくても勢いがあるうちにやってみたほうがいい、ということです。
そもそも何をするにしても100%整った準備なんて現実には難しいのではないかなとも思うのです。
だってこの読書会でも会の最中に、参加者さんからアイデアをもらったりするんですもん。
自分では思いつかなかったことだし、当然それを準備の間に入れることはできません。
進行している間に細かな軌道修正もあります。
考えてみたら、日本語の授業も同じですね。
どこまで準備したところで、そのとおりに授業が運ぶわけではありません。
授業は生き物だし、そこにいるのは人間、いろいろな個性がぶつかるところで生まれるものもあります。
準備に必要なこと。自分が会を開く目的をはっきり持つ。まずはその一点。
ちなみに私の読書会の目的は、考えの幅を広げる、です。
もう少ししたらまた開く予定ですので、これをお読みくださった方もよろしければぜひご参加ください。
Twitterのアカウントはこちらです。お問い合わせなどもDMでどうぞ。
https://twitter.com/saitamalily?lang=ja
-----2019.02.19追記-----
今回の読書会で紹介された本はこちらです。